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「ギヴン」1巻【ネタバレ感想】キヅナツキ

アニメ化もされた大人気漫画。

一応BLだけどBL要素は少なめ。

BLでありがちな濃い描写は全然なく、恋愛作品というより人間ドラマ風な作品。

久々に読み返したけど、1巻読んだのはだいぶ前なので、内容覚えてなかった。

逆に初読の頃を思い出したので、あの頃の気持ちを再現して感想書いていきます。

表紙めっちゃオシャレじゃない?

背景カラフルなのに、キャラクター達はモノクロで、真冬が持ってるギターだけ色がついてるって

本屋で平積みされてるの見たら嫌でも目が行っちゃうくらい綺麗。

あとカバー裏もすごい凝ってる…こんな設定資料公開してくれるのか。ありがたい。

さすが私立の進学校。羨ましいぜ…

真冬と立夏の出会い

これ、本当にBL漫画???というくらい少年誌か青年誌の青春群像劇風な始まり方。

立夏が自分だけが知ってる穴場で昼寝しようとしたら、そこに誰か(真冬)がすでに昼寝しているってところから始まる。

立夏が真冬のギターの弦を直してあげてジャーンって鳴らすと、真冬の世界が一気に変わった瞬間がものすごく綺麗。

真冬「俺に、それの弾き方を教えて下さい」

これ、何も知らずに第1話だけ読んだら青春バンド漫画としか思えないよね。

そういえばアニメ放送前のPVでは鳴らしたのがCメジャーコード(多分)で

Cメジャー!?んなわけねぇだろ???Cメジャーとかそんな簡単で直球すぎるコードで世界が変わるわけねぇだろ!もっとエモエモなコードだろ!?って思ってたけど、放送されたものはちゃんと違うコードで安心した。(Aadd9だった。しかもPVと本編でちゃんと弦押さえる指も違ってた!!)

その後も真冬の前で梶さん、春樹さん、立夏でノリノリでジャムセッションするところは、誰が見ても正統派バンド漫画。

このシーン、アニメ化したら絶対ここらへん盛り上がるだろうな〜って思ってたけど、予想以上にカッコいい曲だった。

ただ、即興ジャムセッションって変拍子で出来るもんなの?って疑問だったけど、細けぇことはいいんだよ!

かっこよければそれでよし!

じわじわと真冬が気になり出す立夏

立夏ってお姉ちゃんとそっくりなんだなぁ 顔のパーツ一緒(笑)

姉にこき使われる弟かわいい(笑)

友達もそこそこいて、音楽が好きな、どこにでもいるギター男子高校生の立夏アンニュイな雰囲気でつかみどころがない真冬に翻弄(?)され始めてるのが面白い。

ポメラニアンみたいにぽわ〜っとしてて、未だに謎が多い真冬。

なぜ音楽を始めたいと思ったのか?

高校生初心者でなぜこんなシブいギターを買ったのか?

それとなく真冬に聞いてみたけど、それでも分からない。

好きな音楽とか曲を聞いてみると

真冬「好きかどうかはわかんないんだけど よく脳内で流れるやつはあるよ」

この後のアカペラで歌う真冬と傍でそれを聴く見開き2ページからの、立夏の

瞬間、空気が震えた 気が、した

の流れが鳥肌。

立夏が鳴らしたギターの音によって世界が変わった真冬、
真冬の歌声によって世界が変わった立夏。

これがキッカケで立夏は真冬を自分のバンドに誘う。

秋彦と春樹

秋彦って呼ぶべきか梶さんって呼ぶべきか迷うな…秋彦でいいか

秋彦と弥生(立夏のお姉ちゃん)って付き合ってる…のか!?

まさかこんなとこで二人が繋がってたとは。

で、その秋彦に対して春樹「もげろ天然タラシ」www

単に立夏のバンドの先輩的ポジションなだけだと思ってたけど、この二人も何かありそう。

ってか春樹の方が秋彦より2個年上なの?
春樹さん22歳秋彦が20歳!?

こいつらの年齢バグってるの?秋彦その見た目で成人したてとか…貫禄ありすぎ…25歳くらいにしか見えんぞ…
春樹さんに関しては30代の実力派美容師みたいなビジュアルで22歳はちょっと大人っぽすぎない?

音楽はコミュニケーション

結局、立夏の誘いは断られたのか(笑)

春樹さん「メアドの件といい もっとコミュニケーションとりなよ」

「音楽はコミュニケーションだよ?」

この巻での名台詞のうちのひとつ。

この作品のキーワードになりそう。

知り合い?と遭遇

春樹さんに言われて、頑張って真冬とコミュニケーションをとろうとする立夏。

そんな時に、「──真冬?」と真冬の過去を知ってそうな制服姿の男子とバッタリ遭遇。

真冬の過去を匂わせる描写がこの少し前のページであったけど、なんやら複雑な事情がありそうだった。

思いっきり本音をぶつける

この言葉に、腸煮えくり返って抑えきれない本音をぶつける立夏。

ここ、この巻で一番好きなシーンだ…

立夏がここまで感情を露わにして想いを伝えるのはこのシーンが初めてかな?

立夏が真冬を自分のバンドに誘ったのは、真冬の歌に心を動かされたから。

立夏が真冬の胸ぐらつかんで本音をぶつけた後、その手を緩めて真冬に苦しそうにすがりついて

立夏「歌ってくれよ、あの曲、俺も好きだよ」

そして静かに歌い始める真冬、すごくいい…美しい…

こんなところで三角関係

春樹→秋彦←弥生(立夏の姉) 

というメインふたりを差し置いて面白い三角関係。
モッテモテやな秋彦!!

笠井ちゃんが起こしても全然起きなかったのに、真冬が「うえのやまくん」って呼ぶとすぐ起きる立夏ww

笠井ちゃん可哀想www

そういう噂ってどういう噂なんだ…

この不穏なところを除いては、男子高校生&男子大学生の爽やかバンド漫画テイストなんだよなぁ(若干BL要素はあるけど)

酔っ払った秋彦が春樹の上に覆い被さった時の春樹さんの宇宙猫状態笑ったww

反応が乙女だよ春樹さん!!

おそらく立夏のことが好きであろう笠井ちゃんから衝撃の台詞。

なん…だと!?

思った以上に重くて複雑そうな過去だった…

この笠井ちゃんの言った後にすぐ「ごめん」って謝るとこ、リアルだ…

確かにちょっと何か言いたくなるよね

笠井ちゃんも真冬に嫉妬?(とは少し違うと思うが)してるし、真冬も真冬で笠井ちゃんにちょっと思うことあるっぽいのいい

歌詞

真冬の抱えてる想いを歌詞に乗せた音楽、聴いてみたい。

実際に歌う本人が書いた歌詞って、歌に説得力増すし、秋彦も立夏も読者もみーんな思ってたことなのに、真冬は「無理だと思うよ」

キリッじゃねぇよ!!なんであきらめんだよ!!
あきらめんなよ!!お米食べろ!!!(?

立夏「てめぇのウジウジを全部だせ 言語化して表現しろ 俺はお前のうたで弾きたい」

自分の中に溜まってる想いを音楽で昇華する方法っていろんな音楽家がやってることだよね。

さて、どんな風に化けるのか…

地雷提案

春樹さんからの提案、

それ今は絶対アカンやつだ…!!!

「──もし、その人がある日突然世界からいなくなったら、何て言います?」

って春樹さんに言う真冬、

お前、なんちゅーでそんな台詞吐けるんや…って思った。

この、達観してるんだけど どこかまだ底知れぬやるせない苦しい思いを秘めているような目。

立夏の友達らがわちゃわちゃしてる分、立夏と真冬のテンションとの温度差すごい。

ラスト、こんなん今の立夏にはキツすぎる台詞…

ラストのおまけ4コマ

ギヴンのおまけ4コマ毎回面白かったのは覚えてるw

ライブハウスで働かない理由、なんかめっちゃわかるwww

お前らそのレベルでしかもコピバンかよ…ってなる気持ちわかるよ

でも高校生は大体みんなそんなもんだよね!

立夏と春樹は姉持ちで、真冬と秋彦はひとりっ子なのか。確かにそれっぽいww

生理用ナプキン買ってきてくれる弟…優しいなぁ。こんな弟が欲しかった。

まとめ感想

1巻だけ読むと、音楽が好きな若者達が主役の正統派バンド漫画という印象。

真冬の過去とは一体!?と、そっちが気になってしまって
BLと言われないとBL漫画と気づかないレベルです。

今のところありがちなBL要素は全然なし。あるとしても匂わせ程度です。

今まで読んだBLのほとんどがコッテコテのBL内容満載の漫画ばかりだったので、この「ギヴン」には正直驚かされましたね。

「こんな内容でもBLなんだ!!!」って。

さて、次巻。内容全然覚えてないです(笑)読みます。

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