はい、原作買いました〜!
ドラマと比較しながらの感想になります。
今更だけど原作者様の名前、「佐岸左岸」(さがんさがん)ってめちゃくちゃ覚えやすいな…
↓ドラマの感想はこちら。
女の子ごっこ
やっぱり学園ものもいいけど、スーツ着た社会人のBLもいいですな。
39歳の上司・野末さんと、29歳の部下・外川。
ドラマと原作、話の流れも会話もほぼ同じ。
パンケーキ食べに行く流れとか、女の子ごっことか、外川が結構あからさまに野末さんを口説いてるのに当の本人は気づいてないところとか、外川のハムスター食いとか(笑)
ドラマ何回か見返してるから、ほぼ台詞そのまんまなところ多くて嬉しい!
でも回想でまだ就活してた頃の外川は、原作だとヤケ酒するタイプだったんだな。
いや内定もらえてない就活生ってみんなそんなもんだわ…外川の嫌そうな顔めっちゃツボ(笑)
ドラマだと「外川って笑うと可愛いんだな」って声に出して言ってたけど、原作は心の中しか言ってなかった。
え?ドラマの方の野末さんの方が罪深いな!?
あと原作の野末さんの方がもっとおじさんで、もっと臆病で、もっと自信なさげに見える。
好きな人で抜いてます
「抜いてます」宣言する時の外川、原作でも本当にカッコいい…真っ直ぐな目をしてやがる。
エロ本のくだり、外川が「今はデジタルが主流」って私が思ってたこと全部言ってくれてた。
こうして見ると、野末さんってめっちゃおじさんやな(今更)
メール打つ時の野末さん、うちのおばあちゃんみたいだった。
ドラマの野末さんももちろん最高だったけど、イケメンすぎるねん。あんなカッコいい39歳おらんて(笑)
「そっか…外川、好きな子いるのか…」って野末さんがハッとするところ好き。
外川の「布団アルヨ!?」、そんなエセ中国人みたいな表記だったのんかwww
鍵のくだり、原作の方が何倍も分かりやすかった。
Tverのアレはカットされてるのもあってか、初見だと外川が鍵パクったようにしか見えない(笑)
告白
合コンからの、外川の家。
だからなんで外川裸なの?www
ドラマで見た時ずっと疑問だったから、原作読めば分かると思ってたけどそこは明かされなかった。
もしかして自分で脱いじゃったのかな?
で、ドラマ4話の例のシーン。
外川の泣き顔は描写せず、涙の粒と、震える手・膝だけっていうのが美しい…
本当はもう気付いてた。
野末さん、外川の好意には気付いてたのか…
ドラマだと本当に気付いてないっぽかった(そんな描写なかったよね?)けど、原作の野末さんは実はとっくに気付いていて、でもやっぱり臆病ゆえに逃げてたんですね。
そうか、普通の上司と部下は週末を共有したりしない。
確かに上司から部下にグイグイ誘ったらハラスメントになるかもだけど、どちらも好きで共有してるんだったら全然問題ないのに…
せっかく外川とのアンチエイジングで脳みその老眼も治って、なんでも臆病になっちゃうところも克服しつつあったのに…!!野末さん!!
飲み会後
ドラマでもそうだったけど、夜の街の灯りが綺麗…
また前までの臆病な野末さんに戻ってたけど、「今のままじゃダメだ」と駆け出して外川に想いを告げるところ最高…!!
おじさんになって常に自信なさげな野末さんだったけど、外川のおかげで変われた野末さん。
でも外川をこんな風に変えてくれたのも、元々は野末さんのおかげだったわけで。
この2人、過去と今で位置が逆転してるけど、
どちらかが沈んだ時に、どちらかが手を引っ張ってくれるっていう関係はずっと変わらなかったんですね。
ラストの「新しいものは古くなる〜」がすごく良い。
番外編&描き下ろし
「君ちょっと変態っぽいとこあるよね。」と言われる外川(笑)
そうだよ!こういう一途な仏頂面攻めはムッツリすけべだと相場で決まってるんだよ!
男女だと「結婚」という分っかりやす〜い国の制度があって、家族、子ども、孫…と将来のことが見えやすいけど、同性同士だとそれがないから難しいよね。
これに関しては野末さんが臆病になってるのも理解できる。
どんな野末さんだろうが優しく受け止めてくれる外川がいい男すぎるなぁ…
エロ描写はない漫画だと思ってたけど、描き下ろしにガッツリありました。
もしあったとしても、もっと軽い感じだと思ってたから少しびっくりしたwww
まとめ感想
改めて、良い話だなぁと思いました。
これはBL漫画だけど、恋愛だけじゃなくて
何かをやってみたい・挑戦したいけど「周りの目が怖い」、「マイノリティだし」、「どうせ自分なんて」って思ってる人にこそ読んでほしい漫画。
野末さんの言葉であそこまで変われた外川もすごいし、ずっと何事にも消極的だったのにラストはあんな大胆な告白できるようになるまで変わった野末さんもすごい。
↓ドラマの感想でも書いたけど、
外川はマイノリティのことを自覚しながらも簡単に臆病になったりしない。
そこが彼のすごいところで、そんな外川のような精神を自分も持ちたいと思ったし、
今まで自信なかったけど、自分を変えようとする野末さんを見て勇気をもらいました。
そういえば、野末さんの異動の話って原作にはないんですね。
もしかして続編の「with カプチーノ」だと出てくるんかな?
まぁドラマオリジナルだとしても、それはそれで素晴らしい。
「あの臆病だった野末さんが何かにチャレンジするようになった」っていうのに意味があるから。
ドラマの野末さんはまだ余裕ありげな感じだったけど、
原作の方が焦ったり喜んだり照れたりでいつも必死で、表情コロコロ変わるし、いろいろとおじさんだなぁっていう印象。
でもどちらも色気があって魔性なのは同じだった(笑)