BLの帯は素晴らしい
本屋とかアニメイトに行くと、絶対に行くのがBLコーナーなんですけど
まず何を見るかというと、漫画の表紙ではなく帯なんですよね。
帯ばーーっかり見ちゃう。
↓こういうのとか。
こういうオリジナリティ溢れる帯を見ると「なんて素晴らしいキャッチコピーなの…」ってひたすら感動してしまいます。
帯ばっかり見てるせいで、「とある漫画を買いに来たはずが帯のキャッチコピーは覚えてるのにタイトルが思い出せない」っていうことも多い。
BLの帯も、漫画の中身や表紙とはまた別の、ひとつの作品と言っても過言ではないと思うんです。
その帯のキャッチコピーやどのシーンの台詞をチョイスしたという部分は、制作側のこだわりが感じられるポイントだから、チェックせずにはいられない。
少年漫画や青年漫画って、人気のやつはほとんど映像化するじゃないですか。
で、帯には「TVアニメ化決定!」とか「ドラマ化決定!」とかキャスト陣の名前ズラーッとかが記載されている。
そんな情報どうでもいいんだよ!キャッチコピーを見せろ!どんな漫画かわかんねぇだろ!
他のジャンルの漫画と比べて、BLは名作と言われてるものでもそんなホイホイ映像化されるわけではない。
つまり…帯のキャッチコピーが他の情報に邪魔されず、思う存分楽しめる!!というわけです。
まぁドラマCD化はよくされてるけど、帯に「ドラマCD化決定!」ってあっても、キャッチコピーはしっかり残されてるのもあるので、それは本当にありがたい。
最高な帯と最悪な帯
個人的に最高な帯と最悪な帯をそれぞれ紹介します。
最高な帯の例、「ギヴン」6巻。

「史上最悪のラブソング、おまえと演ってやるよ。」
うわ超カッコいい…
これはアニメ映画化の情報が帯に入ってるけど、ちゃんとこの巻の内容も入っています。
ギヴンは台詞やモノローグひとつひとつがセンスあって、ポエム・名言集を出してほしいくらい光ってるので、ただの「映画化決定!」で終わらせないのは、制作側もものすごく「わかってる」。
↓そして、一番最悪なのがこういうの。

「TVアニメ 2018年10月5日より放送開始!!」
もう、○ねばいいのにって殺意芽生えるくらい腹立ちますね。(もちろん、だかいちは大好き)
アニメ化決定情報は別にあってもいいんだけど、キャッチコピーを!!!キャッチコピーを載せてくれ!!!
初の帯買い
それくらい帯が大事な私が、ついに帯買いをしてしまいました。
ジャケ買いやジャケ+帯買いはしたことあったけど、帯だけ見て買うことを決めたのは初めて。

「国宝が彼氏じゃいけませんか?」
国宝が彼氏というパワーワード。
もしこの帯がなかったら、私は手に取っていなかったことでしょう。
いけないことなんかない。彼氏が国宝だろうがなんだろうが全然いいと思うよ!自由恋愛万歳!
でも表紙を見る限り、国宝は国宝でもいわゆる「人間国宝」ではなく、ガチな重要文化財っぽいですね。
っぽいってか、どう見ても阿修羅像だろこれ…
仏教系の学校出身者として読まないという選択肢はない!(?)
まぁ仏教系っつっても、特に仏教を特別多く学んだわけじゃないし「お坊さんの格好した人でも喫煙所で煙草吸うんやな…」とかどうでもいい知識が増えた程度だけど。
そういえば「炎の蜃気楼」の直江もお坊さんだけど煙草吸ってましたね。
ただ、問題なのが…
これ、小説だった…
漫画じゃなかった…
ちゃんと見たら思いっきり「ノベルス」って書いてる(笑)
でもこんなに面白い帯を見つけてしまったからには、なんとしてでも読破したい。
この本の感想をこのブログで書けますように。
なかなか感想の記事が上がらなかったら、「あぁ…読みきれなかったんだな」って察してください(笑)