

※この記事は下の動画の内容とほぼ同じです。
※ネタバレ注意!!
前回に引き続き、「美しい彼」の清居についての考察です。
原作とドラマを比べてちょっと気になったところがもう一つありました。
それは、ドラマ第4話。
打ち上げ後
第4話大学生編、平良と清居が再会し、平良が清居達の打ち上げに参加した後のシーン。
若干違いはあるものの、台詞やシーンはほとんど一緒でそんな大きな違いはないだろうと思ってたけど
決定的にここが違う!というところを発見した。
それは、清居の台詞。
上目遣い清居の「おまえ、このあとどうすんの」に対して
平良が「電車で帰るよ(^_^)」と答えるシーン。
ここの清居の「おまえ、このあとどうすんの」という台詞、
実は原作では「おまえ、これからどうすんの」と、微妙に台詞が違うんですよね。
似たような台詞で同じ意味を含んだ台詞だと思ってたけど、ちゃんと読み解くと全然意味が違う台詞だということに気づいた。
というわけで解説していきたいと思います!
台詞のニュアンスの違い
原作
原作のこのシーンは
二次会・三次会を参加した後、カフェで始発まで時間潰してるといつの間にか始発になり、カフェを出て明け方の街を並んで歩いている時の台詞。
原作「おまえ、これからどうすんの」
この「これからどうすんの」は、おまえ(平良)は小山弟とこれから付き合うのか?というニュアンスを含んだ質問。
それを清居の意図をくみとれず勘違いした平良が「電車で帰るよ」と、ラノベの主人公のような鈍感っぷりを発揮する、という流れだった。
ドラマ
一方、ドラマのこのシーンは
2人とも二次会三次会は参加せず(もしくは元からなかった?)に、夜遅いけど電車もまだ走っていて、おそらくもうそろそろ終電が気になる時間帯。
この時の清居の「おまえ、このあとどうすんの」は
ドラマでの清居は、一人暮らしである平良の家によく通ってたことから推測すると
「オレ、お前ん家行きたいんだけど?」「オレこの後暇なんだけど、お前は?」というニュアンスを含んでたと思われる。
もしくは平良の「清居はどうすんの?」「あ、じゃあ家来る?」みたいな返答を待っていたのかな?とも思った。
個人的に、ドラマ版の清居は原作よりもツンデレの「デレ」の要素が強めというか、
原作版・清居はツン6割、デレ4割に対し
ドラマ版・清居はツン4割、デレ6割と、比較的原作よりも素直で結構簡単にデレる
というイメージがある。


酔った勢いもあるだろうが、清居は久々に一緒にいられるチャンスだと積極的に平良にアピったのだろう。(可愛すぎんか?)
正直、原作版の清居だとここまで素直にデレることはまずなかったと思う。
まとめ
つまり、今回何が言いたかったかというと
ここのシーンの清居が原作よりもドラマの方が積極性が増しててデレてて可愛いので
ドラマ制作側のサービス精神旺盛っぷりに感謝しかないですありがとうございます!!ってだけです(笑)
個人的に、原作版・平良の「電車で帰るよ」は、まだ理解できますが
ドラマ版のこんな上目遣いで甘えた清居に対して、平良が「電車で帰るよ(^_^)」って返すシーンは
この子アホなんかな?って何度見ても思いますね。
ドラマ「チェリまほ」第7話の黒沢を見習ってほしいもんです。
やはりドラマ版平良の方が“無意識な王様”感が強いなぁと思いました。
こんな無自覚に面倒くさい平良に合わせてやる清居が不憫というかなんというか
ガンバレ…って応援というよりも、同情したくなりますね。
映画化も決まった原作「憎らしい彼」は、前作以上に平良がキモくて清居が可愛いので、是非読んでみてください!



