


ここから第二部スタート。
表紙の高耶さん、目力ある!!
若者!!青年!!ってかんじですね。
最近の表紙の高耶さん、涙を流していたり目が死んでたりだったから、なんか安心した。
登場人物紹介も絵柄が変わったせいでなんか変なかんじ(笑)
しかも、最近全然なかった挿絵が復活。逆に違和感がすごい。
東城先生の絵は、ササッと描いてるような線が特に好きだったんですけど
浜田先生は全体的に絵が少女漫画!って印象で、特に目がキラキラしてて好きです。
冒頭の男
初読時の自分の感想ブログ読み返したら、「誰だこいつ!?」ってすごく混乱してた(笑)
八海さん生きてた!でも誰この男?高耶さん?小太郎?いや違った…新キャラ?でも「寒い思いを〜」が直江っぽい
って書かれてた。
あんなことになって続きどうなんの?って思ってたけど、高耶さんも譲も元気そうでホッとした。(高耶さんは元気っていうかいきなり怪我してたけど…)
それより衝撃だったのが、あれから1年10ヶ月も経っていたこと…嘘でしょ…
冒頭は雪降ってたし、試験勉強中だからてっきり高校卒業間近の学年末試験あたりかな?って思ってたのに…
私の大好きな森野さんは?もう出てこないの?
寂しすぎる…あれが最後だったなんて。
多分森野さんは譲と違う大学だろうけど、たまに譲と会ったりしてるのかな…
開崎
あらすじにも主な登場人物の紹介にも載ってたから、間違いなく今回の重要人物なんだろうけど
お前は一体何者なんだ… でもこいつ口調が完全に直江だな…
もしかして直江がいなくなった代わりにこいつが景虎の右腕になっちゃうの!?
直江がいなくなったのに残り巻数がこれだけ長いのが不思議だったんだけど、こいつに代わりが務まるのか!?
…と、初読時は大混乱だった。今読んでも確かにこれはちょっと混乱する(笑)
こんなどこの誰かも分からないような奴に直江を感じとってしまい涙を流す高耶さん…
もうそれくらいに精神状態ギリギリなんでしょうね。
まさかのあの人
千秋と小太郎という意外な組み合わせ。
あの機械人間だった小太郎が「景虎様の考えてること全然分からん直江のことこんなに完璧に模倣してるのに」ってしょんぼりしたり怒ったりしてて、すっかり人間らしくなったなぁ…と(笑)
敵の格好が、赤いブーツに軍服、調教用の鞭を持った金髪外国人女性っていうのがミラージュの世界観とかけ離れすぎてて笑う。どんな趣味だよ(笑)
確かにこのビジュアルで中身戦国武将とかある意味すごくラノベっぽいな…
ピンチのところを救ったのは突如現れた換生者。
こんなことできるのは上杉の人間だけのはず…まさか直江!?って思ったけど違う。
じゃあ誰…?
30年ぶり…ということはまさか!!
第五の男!!!
ここはこの巻で一番の胸熱シーンでした。
初読時は「あー…うあーー…!?そういえばそんな奴おったな!」と、確かにもう一人残っていたことを思い出しました。
でもこの人はもう本編には出てこないんだろうなぁって勝手に思ってました。だって赤ちゃんだったし…
小太郎と直江
小太郎初登場時は、まさかこんなにも物語に大きく関わる人物になるとは思わなかった(ただのゲストキャラだと思ってた)
高耶さん、本当にあれからずっと小太郎を直江と思い込んでいるんだよなぁ…
高耶さんと直江、今まで2人きりの時は2人にしか分からないような会話散々してきたんだから、絶対どこかで違和感は生じてくるに決まってるよね。
自分の服ビリビリ破いて構ってほしいって誘う高耶さんにはちょっと笑ってしまった。可愛いな…(笑)
でもいい加減気づいて…!!そいつは直江じゃない!!
自己暗示で騙し続けてきたつけが回ってきた高耶さん、肉体的にも精神的にもずーっと傷ついていて痛々しい。
高耶さんのクソ長い独白読みながら、高耶さんって本当に寂しがりやなんだなって思った。
高耶さんと景虎様、同一人物なのにまるで別人…って思ってたけど
根本的には一緒で、臆病で愛に飢えてる孤独なただの子どもなんですよね。
記憶を失おうが、そこは変わらなかった。
前に直江が高耶さんに「あなたは傲慢だ」みたいに言ったことあったけど、別に被害者ぶってたわけじゃなくて、確かにこれは景虎様の臆病でわがままな性格を指摘しただけ。
小太郎、本当に直江を模倣するなら「高耶さん」って時々呼ばないとダメだろ(笑)そこが一番直江らしさ感じるところなのに。
上杉夜叉衆で千秋も綾子さんも高耶さんのことずっと「景虎」って呼んでるけど、唯一直江だけは「高耶さん」ってよく呼んでたのはずっと気になってた。
しかも、高耶さんが景虎としての記憶を取り戻した後もずっと。
直江は、「仰木高耶として生きた17年間の人生」が確かにあったことを高耶さんに忘れないでいてほしかったんじゃないか…って思う。
だって高耶さん自身も、記憶取り戻した後でも「長秀」や「晴家」って呼ばずに、今までと変わらず「千秋」や「ねーさん」って呼んでるし、
ただの「上杉景虎」ではなく「今世では仰木高耶として生きている、上杉景虎」という認識だと思うんですよね。
自分の将来の夢も直江に語ったことあったし、「仰木高耶」として生まれ変わって景虎とは別の人生を歩みたかった高耶さんのことを尊重してくれてたんだと思います。
まとめ感想
前巻の発売日ってクリスマスイブだったの!?www
リアルタイムで追ってた人にとっては、全然ハッピーじゃない地獄のようなクリスマスだったのでは…
今回の話のゲストキャラ、二階堂麗子さんいいよね。
名前からしてドラマの主人公みたいだし、髪型も好きだし、煙草吸う女性性癖だし…好きな要素しかない。
奈津緒ちゃん、小麦色の肌で金髪に近い髪色なサーファー姉ちゃんというビジュアルで巫女というギャップがすごい。
巫女姿、一度見てみたいな(「寝てみたいタイプですよねぇ」は何言ってんだこいつって思ったけど)
高耶さん、「オレの右手が勝手に…!!」みたいな厨二病のような暴走したり、見ず知らずの男にちょっと優しくされただけで泣いたり、精神状態が心配。
人間らしくなってきた小太郎、上杉第五の男、三浦、里見、そして一番謎な男・開崎。
再読なのに三浦とか里見のこと完全に忘れてた…(笑)
敵側よりも主人公側にいろいろと問題が起こりすぎて、むしろそっちの方をメインとして読んでたから…
仰木高耶としては、本物の直江と過ごした時間よりも、直江になりきった小太郎と過ごした時間の方が長いんじゃないの?