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「炎の蜃気楼15 火輪の王国(前編)」【ネタバレ感想】桑原水菜

ついに始まった熊本編!!

今までの長編は前・中・後編の3冊が基本だったけど、

今回は、前・中・後編で終わりかと思いきや烈風編・烈濤編(読めない)と続いて計5冊!

表紙に千秋がいるのはこれが初めて?

髪結んでるリボンが可愛い(笑)

江の島事件からまだ十日程度しか経ってないのね。忙しいな…

古城高校

やっぱり桑原先生の書く女の子は可愛いけどみんなノリが古い(笑)

序盤、「誰だよ」ってキャラしか登場しないから、もしかして主人公交代したの?今回は高耶さん出ないの?って思いながら読んでたら、転校生の紹介でホッとした。転校生だったのか。

潜入捜査で、初の学ラン姿の高耶さん&数学教師の千秋という最高に面白そうなシチュエーション。

この2人ならモッテモテでしょうね。チョーク投げるの古典的すぎて笑った。

遠藤三池哲哉根津耕市は出てきた瞬間思い出した。

テッちゃん煽り耐性弱くて可愛いよね…

400年も生きて煽り力をバリバリ鍛えた景虎様と、18年くらいしか生きてない若造だとそりゃ景虎様が勝つに決まってる。

別に君を求めてないけど横にいられると思い出してしまう香水のせいで一瞬「直江!?」と懐かしい面影に驚く千秋。

開崎さん、香水まで直江時代のと同じの使ってるのなんでなんだろう(笑)気づいてほしいのかな?

熊本城不開門前

初読時、「躰がビクンビクンと跳ねそうになる」って字面がツボってずっと笑ってたのを思い出した。

神聖な重要文化財の近くでエロ同人誌みたいな反応するなよ…(笑)

しかもその後キスする流れが意味不明すぎて「は?」って声出たけど、再読でも「なんで?」って思った。まぁ面白いからなんでもいいや…

開崎が言った「偽物」の意味を自分の力で目醒めてみせると決心する高耶さんに惚れなおす開崎、

長年応援してる推しの全くブレない芯の強さや姿勢を見て「さすが俺の推し!」って推しのことをさらに大好きになる&「そんな推しのことを推している自分ってやっぱりセンスある」と誇らしさを噛み締めるオタクみたいでめっちゃ共感できる(笑)

高耶さんの独白読んでると“直江”という存在がゲシュタルト崩壊してくる…

「直江とは何だ?」って哲学になってくる。

今思うと、5巻くらいまでの2人の関係って超レアだったんだなぁ。もうあんな関係、絶対に二度と戻れないもん。

小太郎

前回千秋が高耶さんにハッキリと「直江はもう死んだんだ!」って目覚めさせるようなことと言ってくれたのに、なんで高耶さんはまだ小太郎のこと直江って思ってるの?www いい加減気づけよ!

高耶さんと寝るつもりで来た小太郎可愛すぎる(笑)

高耶さんを北条に連れ戻す目的よりも直江のことで悩みまくっている…

あのサイボーグ人間の小太郎が、まるで直江のように。

小太郎がこんなに愛おしいと思えるキャラになるなんて思わなかった。めちゃくちゃ可愛い奴だな…

小太郎が高耶さんのこと「守るべき人間」と思ってたのは意外だった。

「氏康の息子だから」って理由以外何の感情もないと思ってたけど、直江として共に過ごしたらさすがに情が湧くのか。

小太郎は、あそこまで執着や嫉妬を抱ける直江が羨ましいんでしょうね。

でも実は小太郎自身も、そんな直江に執着したり嫉妬したりしてることにまだ気づいてない様子。

あと高耶さんそんな誘い受けみたいな台詞言うんだな…

高耶さんと小太郎のやり取りを直江が知ったらすごく嫉妬しそう。

色部と開崎

今まで高耶さんと直江の気持ちをなんとなくだけど理解していたつもりだったのに

またここで分からなくなった…

初読時の感想ブログ読み返したら「一人の人間にここまで執着する必要性がよく分からない」ってあの時の私も困惑してる…(笑)

この関係、いつもどちらかが(もしくはどちらも)苦しむような構造で成り立っていて、

破滅願望でもあるのか?ってくらい精神を擦り減らして破滅へと向かっているような、

でも絶対にこの生き方・愛し方でないと生きていけない2人ってこと?なんて面倒くさいんだ…

「おまえたちの愛し方は、危険すぎる」

色部さん、周りの人が思ってるであろうことを全部言ってくれてる…

直江にとって景虎は故郷。もはや実家ってこと?(実家というか原点みたいな)

「もしこんな時推しならどうするだろう」みたいな考え方無意識にしちゃうせいで、推しと思考が似てくるのめっちゃ分かるwww

他にも、例えばアーティストが自分の影響を受けたアーティストの作風を無意識にパクってしまうのもこれと同じだと思う。

直江は一生景虎様推しだから、この呪縛や宿命からは逃れられない…

まとめ感想

相変わらず登場人物が多い、そしてまだ前編なのにいきなり怒涛の展開!!

初読時の自分、感想ブログで必死に登場人物についてまとめてて「なんとしてでも読み切ってみせる!」という強い意志を感じる。

※初読時感想ブログのスクショ
自分しか読まないブログだったから、ただの汚い殴り書きです。
「御廚(みくりや)」の漢字間違ってる…(笑)

加藤清正や大友宗麟という熊本ではお馴染みの武将の登場、まだ生きてたのかよ下間頼竜、「小太郎は誰と会ったの?」「新冥界上杉軍の総大将がまさかのあの人!?同盟って!?」などなど、続きが気になって仕方ない終わり方。

そして、引き続き長々と悩みまくってる2人の『最上』のあり方。

自己肯定感が異常なまでに低いカリスマと、プライドがエベレスト級に高い崇拝者。

そんな2人が対等な関係でいられるわけがないよなぁ…

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桑原水菜
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