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「炎の蜃気楼19 火輪の王国(烈濤編)」【ネタバレ感想】桑原水菜

「烈濤」ってなんて読むの? れっとう???

ついに長かった熊本編も完結。

間違いなく今までで一番内容が濃い巻です。

読了後、マラソン大会の後みたいな疲れがどっと押し寄せた…

この表紙、めちゃくちゃ好き…ついに高耶さんと直江!

浜田翔子先生の絵では直江さん表紙初登場。

学ラン高耶さんやっぱりカッコいいよね!もうこれで見納めか。

学ラン好きすぎて兄弟のを着てみたことあったけど、学ランってめっちゃ動きにくいんだよな 無駄に肩重くなるし。

だから戦闘には絶対不向きだけど、絵的には最高。

前巻からだけど、挿絵が全然なかったのは残念。

初読時の自分の感想ブログ、さっき読み返したら長すぎて引いた…

今までで一番長い感想文だった。

まぁそれだけ怒涛の展開だったもんな

冒頭モノローグ

最初直江かなって思ったけど違った。

これ、もしかして前々巻の直江のモノローグと対になってる?

本当に自己評価低いな高耶さん…

誰かに愛してもらわないと自分を保っていられないって、相当危険で脆くて簡単に崩れていくのに…

もっと自信もてばいいのに。まぁそれが無理だからこんなことになってるんだけど

こんな初っ端から精神的にくるものがある。

ヒムカ教

なんか唐突にヒムカ教の康夫の回想始まった。

「は?お前の過去とかどうでもいいんだけど」って思ってたのに、完全に私と同じタイプの人間で感情移入して泣きたくなった……

人の笑い声が怖いのめっちゃわかる…うわあああああああ

そんな時に康夫は榎木と出会い、「自分はヒムカの血を持つ特別な人間なんだ!大和民族は自分達ヒムカよりも劣っているんだ!」という思想で自分を守ったのか。

康夫の選民思想に高耶さんもビックリ

「怨霊というのは深い恨み憎しみのかたまりで、国を作るなんて生産的なことはしない」って

今まで散々怨霊調伏してきた高耶さんが言うと説得力あるな(笑)

ここから一気にに凄惨な展開に…

エグ過ぎて「えぇ…」って声出た。

瞬殺すぎる…虚しいしやるせない。

小太郎?

清正達のもとに豹が現れて彼らを援護したんだけど、正真正銘生身の豹。

ひとの霊が憑依してる…ってこれ小太郎か???

小太郎だよね?信じていいよね?

生きてた

御廚樹里…!?そういえばそうだった。生きてた!まさかの遼子さんに憑依。

高橋紹運も生きてたのかよ!って思ったら瞬殺!おいおい瞬殺だよ…

実子の宗茂、晴れやかな笑顔ってサイコパスキャラか?今後また出てきそう。

織田をなんとかしたいけど、七朗達で敵う相手じゃない。どうしたらいい──って時に

《俺がいんだろうが、景虎》

ち…千秋ーーーーー!!!ってなった。生きてた!!!(涙)

再読なのに話全然覚えてなかったけど、これだけは覚えてたし

初読時も再読も、ここは変な声出た…カッコよすぎやろ千秋。

なんて頼もしいんだ…高耶さんとあんなガチでやり合ったというのに。

光秀と信長

こんな時に光秀と信長の再会!!もっと先のことかと思ってた。

「本能寺以来。ですね。光秀殿」

ってわざとそういう言い方する蘭丸、意地悪というかいい性格してんな…(笑)現場では顔合わさなかったのに。

この時の光秀の心境、想像したくないくらい身体全体が慄く…

でもどさくさに紛れて逃げたから、またいつか決着つける時がくるんでしょうな

この2人の行く末も気になって仕方ない。

千秋vs信長

千秋と信長の直接対決。

ここらへんは読みながら変な汗出てきた…

完全に覚悟決まってる千秋。

精一杯の力を振り絞って信長を道連れにしようとするけど、どうなったの…???

2人のことを見届けるんじゃなかったのかよ!!千秋!!!

直江と加藤清正

こんな会話してる場合じゃなくない?www 刻一刻を争ってるんじゃないの?

朝鮮出兵のこと、そこを突かれると弱いよね…

これは現代に蘇って生きてる戦国武将の業みたいなところあると思う。

光秀と信長、清正と秀吉。

みんな似たようなことで悩んでるな

直江、黄金蛇頭はオロチの首じゃなくて鬼八の首って知らなかったんだなwww

知った上であえて大友を騙すためにやってました!みたいな作戦かと思ってたけど違ったwww

ラスト

もうずっと怒涛の展開の連続。

ほかげちゃん!!!哲哉!!!死なないで!!!

高耶さんが鬼八を調伏するシーン、今までで一番アツかった…

背後には直江。距離は離れてるけど心は一緒!!

声を重ねて「《調伏》!」は、今までたくさん調伏してきた中で一番胸熱な調伏だった。

でも最後まで抵抗を止めない鬼八。こんな時に萩の記憶が一気に蘇るのかよ!!

炎の中の2人。壮絶すぎる…

残り20巻も残ってるのに、最終回のような展開…

そういえば、こんな最後だったわ…

私は、この2人は最終的に心中ENDだと思っていて、

40巻(最終巻)もこんな終わり方だろうと予想してるんだけど、どうなんだろうか。(本編がどういう結末を迎えるのか、絶対にネタバレ踏まないように常に慎重に頑張ってる)

まとめ感想

今回はスケールがデカかったせいか、犠牲者多すぎる!!!

七朗!横手五郎!高橋紹運!

他にもいっぱい…

阿蘇惟光がお世話になった清正に気づかれずに普通に殺されるところ、あっさりでツラすぎ…お前はすぐ死ぬだろうと思ってたけど、あまりに無慈悲すぎる。

結局、ジュリア様や大友宗麟はどうなったんだ?

織田信長と蘭丸はまぁ生きてるに決まってるだろうけど、加藤清正は?こいつも生きてそうだな…

風魔小太郎はきっとあの豹だと信じてるけど、八海はどうなったの?八神は?

今回は完全にバラバラ状態の上杉夜叉衆。

色部さん、後半から全然登場しなくなったな…

今回、まさかの綾子さん出番無し。嘘だろ…まぁ無事だと思うんだけどこれで死んでたら泣く。

譲は仮死状態。景勝や弥勒菩薩関連のエピソードをまだやってないし、多分大丈夫だと思う。

で、千秋は?

本気で悲しいんだけど…本当に死んだの?

残り20巻、千秋無しで読まないといけないの?

そして、ほかげちゃんが死んだのが一番ツラかった。彼女、マジで何も悪くないのに。

哲哉、高耶さんを身を挺して必死に庇ったり、刀持って鬼八に向かっていくシーンはもう完全にジャンプ主人公だったし、ラストのほかげちゃんを想って泣くシーンに私も泣いた。

彼には強く生きてほしい。

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桑原水菜
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