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「炎の蜃気楼24 怨讐の門(赤空編)」【ネタバレ感想】桑原水菜

いやーーーすごかったわ今回…

ずっと泣きそうになりながら読んだ。

読む前、表紙見て「捕縛された高耶さん、天に召されてるみたいやな」って思ったけど

天に召されるなんて生易しいもんじゃなかったぜ…

捕縛

開始2ページでいきなりひぐらし顔負けの拷問。(それでもひぐらしの方がエグかったけど…)

アレを針で刺すくだりは、「え!?よるあさよりも酷いんだけど!?」って焦った。

捕まってる主人公(もしくは主人公側のキャラ)が欲情する見張りを誘うって展開、バナナフィッシュでもルパン三世でも見たことあるやつだ!!

こういう展開は必ず見張りは殺されるというのがお約束だから面白いはずなのに

なんかもうツラすぎて読めないんだけど…

何やってんだよ直江!!早く助けにこいよ!!

嶺次郎、お願いだから心の目で高耶さんを見て!!!

兵頭、思ったよりいい奴っていうか、ちゃんと見るべきところは見えてる男だった。草間さんと違って。

「──仰木高オレ耶が上杉景オレ虎であったことには変わりない…」

「自分が上杉の換生者という立場である以上、赤鯨衆のみんなを裏切ってきたことには変わりない」ってところは、やっぱり高耶さんらしいなって思った。

自分だったら絶対こんなこと言えない…

そして高耶さんがいないとダメダメな赤鯨衆。

今まで散々高耶さんに頼ってきたくせにこの仕打ちは酷すぎでは…?

いかにも戦国時代っぽい会話を電話越しでしてるのなんかじわる(笑)

処刑前

中川さーーん!!!

中川さんがいなかったら正直ここまで読めなかった。ありがとう中川さん(涙)

草間さんを撃とうとする嶺次郎を全力で止めるシーン、やっぱり高耶さんは高耶さんだった。

高耶さんって記憶が蘇ってもどれだけ傷つけられても、絶対にブレない信念はずっと一貫してるから好き…

この1巻は丸々捕まりっぱなしでずっと拷問受けるのかなって心配してたから、本当によかった。

あそこで直江が「仰木高耶を抹殺するために追っている」って答えてよかったな。いいように作用した。

第一部、第二部も すでに死んだ人間が換生することに対しての罪については考えさせられたけど、この第三部の赤鯨衆の話はより一層生きることや霊の存在理由について考えさせられる。

どうしようもない死に際の強い気持ちによって存在し続ける霊、それらを強制的にあの世に送りつける換生者の《調伏力》。

中川さんの台詞で泣きそうになったし、胸が痛い。

再会

吉村まだ生きとったんかお前…

なんというか、清々しいくらいのクズでなんか逆に大好きになってきた。可愛いな吉村…

助けたのは…誰だ?嶺次郎?兵頭?んなわけないよな やっぱりお前だよな直江!!

パーカーじゃなかった。スーツだった(笑)なんでパーカーやめたんや。スーツ動きにくいやろ…

吉村って上杉景虎、安田長秀、直江信綱という上杉夜叉衆3人と会ってて、彼らの力を間近で見たという点では何気にものすごくレアな体験をしているのでは?

吉村の憑坐は無事なのかが心配。どうか無事であってくれ。

久々の再会。

20巻のラストで別れてから断章を挟んで24巻だから、5巻ぶり?

こんなの、感動しないわけない…

そしてやっぱり直江の台詞がすごい。

「殺されたって私は何度でも甦る。この体がもしあなたの毒に殺されても、肉体を換えて生き続ける。その体が死ぬなら次の体を奪う。次の体が死ぬなら次の次の体になって。男だろうが女だろうが老人だろうが幼女だろうが、私はいっこうにかまわない。全世界の人間に換生してでも私はどこまでもあなたを抱く!」

P.157の直江のこの台詞すんごい好き。

直江は名言製造機…

お前はBLEACHの藍染惣右介か?

って思ったけど中の人一緒だったわ(CV速水奨さん)

ここから先は完全にBL小説でしたね。(BL小説はセカコイくらいしか読んだことないけど)

BL小説くらいでしか出てこない単語「嚥下」、あと「屹立」! 「屹立」って単語ほんと好き…(笑)

ってか、お互い体力も精神もボロボロ状態で疲弊しているはずなのによくヤれるよな。

毒って何度も呑んでたら耐性つくもんなの?キルア的な?

確かに直江は400年間、景虎という存在そのものに毒を盛られてきたからね!面構えが違う。

でも精神的な毒よりも物理的な毒の方がガチでヤバいと思うんだけど…

両手拘束プレイはおもろいけど、高耶さんずっと手錠されてたんだから今はやめてさしあげろ(笑)

高耶さんが罪を犯そうとする瞬間は、「うわ無理…読みたくない…」って胸をざわつかせながら読んだ。

世界一切ない寝起きドッキリやんけ…(ドッキリじゃないけど)

間一髪、回避できてよかった。

直江にとっちゃ、この世で一番許せないことなんだと思う。

だって、直江という存在そのものが もはや景虎様から形成されたみたいなもんだし…

伊達・ケベス

伊達政宗の従兄弟・成実、出てくるたびに「こいつの名前なんて読むんだっけ?」ってふりがなついてるページまで戻って確認しちゃう。なぜかコイツだけ覚えられなくて、次に名前出てきた時には絶対に忘れてる。

毎回ふりがなつけてくれ しげざね

もう面倒な時は「なるみ」で読んでる。

ミホちゃん(仮)可愛いよね!「もののけ姫」のサンを小さくしたバージョンをイメージしてるけど、そんな子が直江に惚れてるの可愛すぎない?

一蔵じゃダメで、直江と千秋がケベスってことは…

ミホちゃんが言う「ケベス」って換生者と関係ある?

どうでもいいけど、一蔵を殴って自分の上着を脱いで上半身裸のミホちゃんに着せようとするシーン、フェミニスト千秋は健在だったんだなぁ…ってちょっと安心した。

まだ人の心はもってたんだ…って。

でも千秋のせいで高耶さんがキツい拷問受けたから、そこはまじで許さん。

「火輪の王国」で千秋の好感度最高潮だったのに、今となってはだいぶ下がってしまった…

織田

信長様生きてたかー ってそりゃそうか。

ミラージュ最終決戦は景虎vs信長かな?って思ってるもん。

千秋のことはまだ信用してないのか。さすが信長様。

千秋は何を企んでいるのか…もうこれが気になって仕方ない!

譲も綾子さんも全然出ないし、小太郎は元気にしてるかな…?

まとめ感想

終始、感情が激しく揺さぶられるような怒涛の連続で、心が忙しかった…

拷問シーンは本当に読むのキツかったけど、直江との再会は感動で泣きそうになった。

そして直江からは抑えきれないマグマのように溢れ出る名言・名台詞…

やっぱ直江ってすげーわ。最高におもしれー男…

「炎の蜃気楼」直江の名言集出してほしい。コバルト文庫お願い…

あとミラージュ好きな台詞ランキングとかもできそう。もう過去にやってるのかな?

赤鯨衆、高耶さんにあれだけ酷い仕打ちしときながら、「俺たち今ヤバい状況だから助けて!」って手のひらくるくるで腹立つな(笑)

都合よすぎなんじゃないの赤鯨衆?

結局、潮の正体がまだ分からなかった。次巻で明らかになりそう。

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桑原水菜
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