奈良編で、千秋お当番回。
今回も話全然覚えてなかったので初めて読んだ時と同じ気持ちで読めました。
今回は1冊で完結だし登場人物もそんなに多くないから助かった。


前巻までは、タイトルだけ見ても話の内容が全然思い出せないようなものが多くて「なんでそのタイトルになったの?」っていうのばかりだったけど(笑)
今回の「まほろばの龍神」は内容とちゃんとリンクしてるようなタイトルでした。
高耶と千秋
千秋と言い争いしながら調査する高耶さん可愛いし微笑ましい。平和だ…
車全然詳しくないから知らんけど、レパードって高級車なの?
JR奈良駅のマクドナルドでポテト食った後、手をわざと洗わずに車に乗る高耶さん面白すぎる(笑)
話の内容全然覚えてなかったけど「ホイホイ火」だけは覚えてた。
「ホイホイ火…?アホみたいな名前やな(笑)」って初読時思ったけど、今読んでも同じこと思ったwwもうちょっといい名前なかったの?
譲の家、パソコンあるってすごくない?
90年代のパソコン事情知らないけど、かなり高額だったんじゃないの?
しかも子どもが自由にパソコン使える家庭とかかなり富裕層やな…(譲の実家って歯医者だっけ?)
「信長の○望」プレイしてる高耶さんと譲見てみたかった(笑)
直江の想い
ここらへんは直江の独白が長すぎるのと重すぎるのダブルパンチで軽く精神もっていかれそうになりました。
おっも…重すぎるよ直江…!!(でもこんなのはまだ序の口)
ミラージュ読んでると、仏教とかそういう系の学校行ってたくせに仏に全然興味もてなかった私でも、二月堂や三月堂に聖地巡礼したくなりますね。
あの頃にミラージュ読んでたらもっと興味もてたかもしれない…ミラージュともっと早く出会いたかった…
高耶の葛藤
眠れない高耶さんが直江の部屋を訪ねるシーン、直江内心めちゃくちゃテンション上がってそう(笑)
六道輪廻のところ「あ、これ授業で習ったことあるやつだ〜」ってなった。もっと早くミラージュ読んでいればあの頃の授業もテストも頑張れたのに…
「このままじゃ…いけないのか?」
「景虎様」
「過去なんか、思い出さなくてもいいじゃねぇか。そんなにつらい過去なら、ないままでいいだろう!」
「………」
「このままでいいって、言ってくれ、直江!今のままでいいって。何も思い出すなって!」
過去の記憶を思い出すことに葛藤する高耶さん。
思い出しても地獄、思い出さなくても地獄じゃないかこれ…
でもどちらかというと思い出さない方が高耶さん的には幸せなのかもしれない。
「それは甘えですよ」って言う直江になんか笑ってしまった。
お前がそれを言うのか…
でもそれは自分自身にも言い聞かせてるような台詞で、直江も高耶さんと同じ気持ちで思い出さないに越したことはないと思っている。
バトル
ここで初登場の護法童子。間違いなく着実に景虎としての記憶も力も思い出していってるなぁ
今回も熱く激しいバトルだった。
織田信長側の佐々成政、明智光秀側の松永久秀。
こんな序盤で明智光秀の名前も出てたのか…全然覚えてなかった。
一瞬だけでも佐々成政と共闘したのは熱かった。
千秋となぎ
なぎちゃんの関西弁違和感すごいな…(笑)
なぎちゃん可愛いよね。まだ子どもだけど、真っ直ぐで芯があって好き。
ただでさえ信頼できる両親が死んでいったのに、嫌な親戚達、しかも平蜘蛛に取り憑かれてるの大変すぎる…
山本さんがいてくれて本当によかった。
そして今回の話で「千秋、めちゃくちゃカッコいいな…」ってキュンときた。
なぎちゃんにとって千秋は、絶対に忘れられないヒーロー的存在になったと思う。
千秋となぎちゃんの関係、兄妹みたいでほっこりした。
2人の行く末
千秋、上杉とは縁を切ったから自分はもう関係ないとか言いつつ景虎と直江のことは放っておけないらしい。
千秋って人間関係のことはさっぱりしてそうというか、かなり割り切っててドライな印象あるけど、この2人のことは気にかけちゃうんだな…
作者のあとがき、最初は5巻完結予定だったらしくてビックリしたwww
完結した今となっては本編40巻、邂逅編やら番外編も含めたら70巻くらいあるのに!
しかも「二部構成となるはず」って書かれてて
「二部…構成???私、二部ラストまで読破したのにまだまだ続きそうなんですけど…」ってなりました。
作者も読者も、まさかミラージュが四部構成でしかも本編以外も含めると70巻も続くなんて思いもしなかったでしょう(笑)
思ったんだけど、30年前の直江は景虎を美奈子に換生させるんじゃなくて、美奈子の腹に宿った子どもに換生させるっていうのは思いつかなかったの?(それはそれで外道だけど…)
美奈子の身体に換生した後、景虎はどうなったんだろう。美奈子の身体で生きたのかな…
まとめ感想
なんだかこの巻から急にBL描写が濃くなった気がします。
直江が憎しみを孕みつつもどうしようもないくらい景虎を愛してる(しかも景虎の奥さんを犯す程)のは分かったけど、
なぜ直江がこんなにも景虎に執着してるのか、この時点ではいまいちピンときていませんでした。
直江がただメンヘラなだけなのか(?)、それとも2人の間で直江がそうならざるを得ない程のことがあったのか。
それは続きを読むうちに次第に明かされていくようになります。