北条氏康・氏政・氏照と、小○郎だけでも覚えるのが大変なのに、今度は氏○地獄という(笑)
もうやめて…覚えられない…と初読時は泣きそうになりました。
読書苦手なタイプの人間には全部同じに見えるからやめて!!
なんでこんな似たような名前のキャラを一気に登場させたの桑原先生!?
直江
今回の直江、ただひたすらずっと高耶さんのそばにいるだけだった。
ひたすら悩みまくってるだけで、それ以外特に何もしてないな…(笑)最後だけ動いたけど。
独白7ページは長すぎだし重すぎる。ここだけで疲労感ハンパなかった…
この時点ではまだ直江のこと全然理解できてなかったから、読みながら「大変そうだなぁこの人」くらいにしか思わなかった(笑)
もちろん20巻まで読んだ今ならちょっとは分かるけども。
主人のことで悩み続ける直江と、感情をもたない機械人間である風魔小太郎。
この対比がすんごい面白い。
確かに小太郎から見たら、一人で悶々とする直江はだいぶおもしれー男でしょうね。
鏡の中の景虎
この時の景虎様、マジで頼れるリーダーって感じで頼もしい。
綾子さんに「おまえもよく知っていた人物だ」って言うから読者も知ってる人なのかなって思ったら
遠山康英って名前出てきて誰やねんってツッコんだ。(さっきちょろっとだけ出てきたほぼ新キャラ)
過去に景虎を裏切った男。といっても自分の命優先しただけ。
自分がもしミラージュの世界で生きてて、闇戦国の武将だったとしたら、この遠山康英と同じポジションになってそうだな…
だって自分の命って何よりも大事だし、恐怖から逃げたいと思うのも当然だから。
きっと遠山康英じゃなくとも、あんな状況なら主君を裏切ってでも自分の命優先で行動する人は多いと思う。
景虎様、超ノリノリで裏切った部下いたぶるんだな(笑)
完全に逃げられない状況で、恐怖を植え付ける。それもきっと全て計算で。
康英の罪悪感を利用する景虎様、なかなかヤバい性格してんな〜 と、
あまりにもノリノリで苛める景虎様に若干引いたけど、景虎様の本性が今回はたくさん見られて特にこのシーンは面白かったです(笑)
直江と氏照
ひたすら懊悩する直江。
独白長ぇよ。どんだけ語るんだよ。とにかく非常に危険な精神状態というのはよく分かった。
何やらかすか分からないから、こっちもずっとヒヤヒヤでした。
珠を口移しするシーンは美しかった。
なぜ高耶は涙を流したのだろう…。
鏡の中にいる景虎様は、実は直江のこともずっと見守ってたのかな?
直江のあまりに危うい本性に気づき、「この男、危険だ…」とドン引きする兄貴(笑)
氏照も氏照で、高耶のことを大切な弟と想っているんだよなぁ
闇戦国ではかなりヤバめの人が多いですが、氏照兄はかなりの常識人。
こんな状況下だけど、弟のことを少しでも心配してくれる兄がいてよかったね景虎様…
究極の選択
ここで三郎景虎の実父・氏康が初登場。
まさか氏康パパが人間の姿ではなくドラゴンとは思わなかったな(笑) これには予想外。
↓私の中で氏康パパのイメージ完全にこれだわ…
「もう終わりにしてもいいのでしょう……?」に対して
「もう…いいんだ…。」と景虎の同意の声を聞いたような気がした直江。
「いや決めるにはまだ早いだろww 勝手に幻聴聞いて解釈すなよ」って初読時は思ったけど
もしかしたら本当にそう言ったのかもしれないな…って今読んだら思った。
直江は永遠の理想郷を求めて変な方向行っちゃいそうだし、譲も『六道界の脅威』として目覚めようとしてるし、あっちもこっちも忙しい!
まとめ感想
ここで終わるのー!?ってとこで終わりました。
今回高耶さんは(身体だけは)スヤァ…とずっと寝てる状態でしたね。
しかし、鏡を通してあっちこっちで指示を出す姿はまさにリーダー景虎様だった。
景虎としての本来の性格が垣間見えて、それが高耶さんとかなりかけ離れていたのでビビったなぁ
直江のクソ長ぇ独白は、真っ暗闇でゴールのない道をひたすら走っている、いや彷徨ってる?ような地獄みたいで、かなり精神的にきます。
なんで直江がこんな悩んでるのか全然理解できてなかったけど、こういう面倒臭い思考のキャラを「結構性癖に刺さるな…」と思うようになり、クソ長ぇ独白もこのあたりからだんだん面白いと感じるようになりました(笑)