20.5巻という位置付けらしくて、「もしかして21巻の前に読むべきだった?」って一瞬焦ったけど
発売日順で読んでも特に問題なさそうだったからよかった。
この表紙、もしかして「アウディ・ノス」の表紙と同じ色?
コバルトブルーは直江の色ってことかな?
てっきり「アウディ・ノス」と同様、挿絵無しかと思いきや普通にあった!!
冒頭のカラーページあるとか何巻ぶりだよ…
ミラージュ初期を思い出して懐かしい気持ちになった。
あの頃は、まさかミラージュがこんな展開になるとは思わなかったなぁ…
砂漠殉教
直江メイン
久々の直江視点、直江メインのお話。
やっぱり直江の親御さん、心配してるだろうなぁ…
だってわだつみで撃たれてから、2年か3年くらい経つし。
息子が小さい頃から手首切ったりして情緒不安定だったのが、やっと落ち着いて一安心と思ったら、
まさかの行方不明だもんな。
心配しすぎて家族の方が病んでそう。無事だという電話一本くらい入れてやってくれ直江…
21巻と22巻は高耶さんが直江ってたけど、やっぱり本家のクソ長いモノローグ読むとなんだか安心する。実家のような安心感。
そうだよこれこれ!みたいな。
もうこれがないとミラージュ読んでる気にならない(笑)
運命の神なんて殺してやる。四百年蓄えた憎しみを総動員して憎む。神なら必ずそこにいろ、行って殺してやる。この手で切り刻んで血塗れの骸になるまで、なっても殺し続けてやる。
ここすっごい好き…もはや歌詞。
村内、一蔵
何このものすごく昭和編が読みたくなるような流れ…
一蔵って土佐弁のせいか、坂本龍馬みたいな髪の毛ボサボサ和服着てる浪人侍なイメージだったから、挿絵見て「なんか思ってたのと違う…」って思ったwww
思ったよりイケメンそう。
色部
21巻か22巻だかでの会話の詳細がここで!
鮎川、お前ってやつは本当に…いいやつだな…!!(涙)って改めて思った。
こんないいやつなのに、なんで鮎川の絵がないんだ…描いてやれや…
「上杉謙信は逝った」ってことは、もう魂もこの世にないの?
人柱っていうのがよく分からない…
闇戦国を終わらせるために、神的な存在になってしまったの?
直江は、もし高耶さんと再会できたとしても、彼を調伏しなければならない。
どうするのか?直江…お前にそれができるのか?
高耶さんの巨星化を知っているの、謙信と直江と色部さんだけだったのか。初めて知った。
ってか、もっと早く教えてあげたらよかったのでは…?
少なくとも、謙信が高耶さんを見捨てたわけではないってことは教えてやったらよかったのに…
そしたら高耶さんの気持ちももうちょっと楽になったんじゃ…?
直江は、高耶さんに殉じて生きる存在。その覚悟はもう決まっている。
魂魄で殉じる……。
殉じるとは死ぬことではない。「生きる」ということなのか。
(それがおまえの生き方か…)
そうしか生きられないのか、と。
色部さんの気持ちも、鮎川の気持ちも、直江の気持ちも全部しんどすぎる…
そして21巻へ
一蔵、色部さんと直江の会話はたまたま聞いちゃった的なやつかと思ってたけど
しっかり盗聴してたのかwwww やることがハイテクwww
ここで、21巻に話がつながる、と。
会いに行った方がいいのか、会いに行かない方がいいのか。
それでも、探さないという選択肢はない。
十八歳の早春賦
わだつみの後、黄泉の前の話。
城北高校卒業式とかめっちゃ読みたかった!!!嬉しい!!!
あれから譲とか森野さんはどういう学生生活でどういう卒業式で、森野さんの進路は…とか、いろいろ知りたかったことがここに!!
久々の森野さんが!!!!
矢崎懐かしいな…水野は正直覚えてなかったけど、矢崎は覚えてた。
そこに森野さんも加わって、みんなでワイワイしゃべってるのがなんかもう…初期を思い出して感動。
ミラージュは学園ものだと思ってたけどそれは最初だけで、途中から出張しまくりで学生っぽいこと全然なくなったもんなぁ。
(そんなこと言ったって好きなものは好きなんだもん)
前を歩いていく譲の後ろ姿を見ながら、紗織は拳を固めた。
(もっともっと一緒にいたいんだもん!)
もんって(笑)森野さん可愛すぎやろ…
確かに、周囲から恐れられていた高耶さんと普通に言い合いできるってすごい度胸よな。
物怖じせずバンバン言える森野さん好き…
1巻の時、高耶さんと森野さんの関係性すごい好きだったなぁ。
彼女はこれからもいっぱい登場すると思ってた…
なんてったって1巻の表紙は高耶さん、譲、森野さんだからね。
完全にヒロインポジションやん…
でもこれ以降、女性キャラが表紙を飾ったことってなくない?
今連載してる漫画版「炎の蜃気楼R」では綾子さんが表紙飾ってたけど、原作小説ではないのでは?
矢崎も水野も、森野さんが譲のこと好きなの気づいてたのかよ!
気づいてないのは譲本人だけとか鈍感すぎる…お前はハーレム漫画かラノベの主人公か?
森野さんの涙が切ない。
友達のことをそこまで大事に思える譲だからこそ好きになった。
やっぱ大好きだなぁ森野さん…
譲は高耶さんのことしか頭にない様子。
大切な親友が、突然現れた直江や千秋に怨霊退治駆り出されてばっかりで、学業も疎かになって普通の学生生活とはだいぶかけ離れてしまったんだからなぁ…
なんで死人のために、生きてる人間の人生つぶされないといけないんだよ!って考えてしまうのはわかる。
高耶さんにとって学校は嫌な思い出の場所だけど、矢崎とか水野とか森野さんとか、高耶さんのこと心配してる人達もちゃんといた。
それだけでも高耶さんにとっては救いだったんじゃないかなって思う。
400年生きてようが、人間は万能じゃない。
サッカーボールをパスするシーン大好き…
どうか譲だけは、今までどおり高耶さんの親友でいてくれ。(っていってもミラージュのことだから、どうせいつか敵対関係の殺し合いになりそうな気がするけどな!)
子どもの幽霊と親の話は不覚にも泣いた。親子の話には弱い。
森野さんが夢を譲に宣言するシーンは胸が熱くなった。
長期計画に作戦変更か(笑)森野さんらしい。
応援してるよ森野さん!!
森野さんは城北高校の一般人では唯一高耶さんの怨霊退治について知ってる子だもんなぁ。もっと登場回数増やしてほしかった。
ミラージュ城北初期メンバーの3人がまたこうして集まって喋ってるの、グッとくるし泣きそう…
あの頃に戻りたい…あの平和な1〜5巻あたりの頃に!!
まとめ感想
私の大好きな森野さんがまた登場してくれて嬉しかったし、夢に向かって頑張ってほしい。
でも譲、今あんなことになっちゃってるんだよな…
親御さんも心配してるだろうし、胸が痛い。
譲って結局どうなっちゃうんだろう?
まだ自分自身が景勝の生まれ変わりってことも、弥勒菩薩ってことも知らないよね?
死なないでほしいな譲…
今の段階で、高耶さんと直江は再会した方がいいのか、しない方がいいのか。
でも直江の尋常じゃない執念のおかげで、23巻で無事に再会果たしそうな気がする。
次から「怨讐の門」(読めない)が始まるけど、23〜28巻…!?
つまり、計6冊!? 長くない!?
歴代で一番の長編やんけ…
でも、赤鯨衆の話の続きだろうし、火輪の時みたいに新しい話で新キャラぞろぞろ出てくるというわけではなさそう。